【卒業式エピソード】後輩からの頼みに感情が爆発!私も彼が好きなの!

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彼を目で追っているだけで満足

これは私が中学3年の頃のお話です。

 

私には小学生の頃から中学3年になっても、ずっと変わらず好きな人がいました。

彼はバレーボール部のキャプテンをしていて頭も良く、女の子達からも人気のある人でした。

 

小学生の頃はクラスが1クラスしかなかった為、彼とも6年間ずっと一緒で話す機会も多かったのです。

でも、中学にあがると急に7クラスに増え、私は前半クラスで彼は後半クラス。

ということもあり話す機会は全くなくなってしまいました。

 

それでも彼と廊下で擦れ違うだけでドキドキ。

毎日彼を目で追う日々がつづき、私もそれで満足していました。

 

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もうすぐ卒業で離れ離れに

そんな日々もあっという間に過ぎ、そして気付けば卒業の年。

 

彼は頭が良かったので当然、某有名大学付属の高校へと進学が決まりました。

小・中学校と一緒だった月日にも終止符を打たれようとしていました。

 

私は・・・というと。

とても内気なタイプで、どんなに好きでも告白なんて出来ないタイプでした。

もちろん、その時には告白なんて大それたことする気もありませんでした。

 

仲の良い後輩からの願いはなんとっ!

ですが、ある時に私が所属していた部活の仲の良い後輩から

 

「○○先輩(彼のことです。)と同じ小学校だったて聞いたんですけど・・・。

あの私、○○先輩の第二ボタンを貰おうと思ってるんですけど。

もしも知り合いでしたら後輩で欲しいと言ってる子がいるんだけれど・・・と伝えてもらえませんか?」

 

と相談されてしまったんです。

正直、ショックでした。

 

第二ボタン、私が欲しいくらいなのに!

って。

なのに、内気で外面の良い私は後輩の頼みを断る事も出来ず。

彼に電話して伝えておくと返事をしてしまったんです。

 

自分でもよく分からない感情が!!

それから数日、私の中で葛藤が続きます。

私もやっぱり彼が好き。

 

しかも私の場合は小学校の頃からだから、約10年近くもずっと好きだったわけで。

ここ数年の感情ではないんだから!

 

そのうち自分でもよく分からない激しい気持ちがムクムクと湧き上がってきました。

 

そして後輩の件を電話で伝える際に

「実は私も欲しいのだけれど、私にもボタンをもらえないでしょうか?」

と彼に間接的な告白をしてしまったんです。

 

言ってしまってから、図々しいこと言っちゃったと心の中でシマッタと思ったのですが。

 

彼の口から出た言葉は

「わかった。第二ボタン、最初から外して取って置くから卒業式が終わったら教室まで取りに来てくれる?」

との答えでした。

 

もう私としては自分の耳を疑うような言葉。

気持ちも舞い上がりすぎて後のことはよく覚えていません。

 

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卒業当日の精一杯

そして当日、私は彼に今までの彼への思いを綴った手紙を持って彼の教室の前に行きました。

 

彼は既に待っていてくれて

「はい。」

と私の手にボタンを渡してくれました。

 

私はというと

「ありがとう。」

と一言いうと、持参した手紙を渡すので精一杯でした。

そして私の恋はそれで終わりました。

 

内気な私は手紙にも「小学校の頃からずっと好きでした」ということのみを書きました。

その後つきあって欲しいとかは一切書かなかったんです。

 

というか、あまりにも好き過ぎて恐れ多くて。

自分の好きという気持ちを伝えるだけで大満足だったんですね。

 

十数年後の同窓会

それから十数年たった頃に同窓会が開かれました。

誰が来るのかは全く分からず、当然その彼が来るのかも分かりませんでした。

 

私もその頃には他に好きな人ができて、めでたく婚約した年でした。

 

ふと会場を見渡すと、そこにはなんと彼がいるではありませんか。

そして私の前に歩み寄ると

「久しぶり。結婚するんだって?おめでとう。」

と一言。

 

彼は某有名商社に就職し、明日も海外出張という忙しい中での出席でした。

 

学生の頃も素敵でしたが、数十年経っても変わらず素敵な彼に、この人を好きになって良かったと思えた瞬間でした。

 

卒業式告白エピソードまとめ

 

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