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『初音ミクって聞いたことないけど、なにがいいの?』
出典:http://blog.piapro.net/
一部の界隈では大人気ですが、今一つ良さのわからない初音ミク。
あの独特で聞きづらい電子の声。
演奏力がなくて音質の悪い音源。
なんとなく気持ち悪い。
こんな楽曲など誰が聞くか!と言う考えはよくわかります。
ですが、そんな初音ミクの曲の中にも、少なからず素晴らしい曲は存在します。
一方。
NHK紅白歌合戦で小林幸子さんとのコラボ。「千本桜」
NHK交響楽団とのコラボ。「ハジメテノオト」
超歌舞伎で中村獅童さんことコラボ。
など、メディアを通しての露出で興味を持った人もいますよね。
今回は
初音ミクが嫌いだから聞いたことない。
とか
初めて聞いてみようかと思っているけど、どれがいいの?
と思っている人たちに向けて、初音ミクの楽曲をランキングで紹介したいと思います。
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初音ミクの消失 cosMo@暴走P
出典:http://www.amazon.co.jp/↑クリックで拡大表示
cosMo@暴走Pが作りだした最高速の別れの歌…
小林幸子さんコラボで有名になった『千本桜』と並び、大ヒットしたのが『初音ミクの消失』。
あまりにもメジャーすぎますが、この作品を外すわけにはいきません。
楽曲だけにとどまらず、様々な形でメディアミックスされてます。
なので、名前くらいは知っているという人もいるのでは?
是非アルバム全曲を購入してトラック順に聞いてみてもらいたいです。
消失だけでは語りきれない初音ミクの魅力と本当の消失が何なのか。
そこには描かれています。
千本桜と違いこの曲は、初音ミクと言う電子プログラムだからこそできるスキャットのような歌唱法(?)によって生まれた、他に類を見ない初音ミクによる初音ミクのための楽曲といえます。
千本桜だけを聞いて初音ミクを否定している人は、この作品と次に紹介する作品だけは是非とも聞いてみてください。
初音ミクの登場から早々に産まれてしまった、初音ミクの集大成的作品です。
コレを聞かずに、初音ミクを否定する事も賞賛する事もできない基準点と呼べる作品だと思います。
ODDS&ENDS ryo(supercell)
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『ワールドイズ・マイン』等で初音ミク黎明期の地盤固めをしたryo。
2012年にゲームソフト『初音ミク Project DIVA f』の為に書きおろした楽曲です。
聞いて頂ければ全てがわかるですが、この楽曲もまた『初音ミクの消失』と共に初音ミクを歌った楽曲です。
おそらくこの曲を新進気鋭の人間が作った所で、何の意味も待たない没曲になります。
しかし、初音ミクを世に広めたryoが作った事によってこの曲は奇跡の作品へと昇華されてしまいました。
消失の項目でも書きましたが、ODDS&ENDSは初音ミクを嫌いな人間にこそ聞いていただきたい曲です。
初音ミクに賛否がある事は重々承知しています。
ですが、頭ごなしに彼女の曲を否定せず、一度聴いてみてほしいと思います。
この曲や消失は、初音ミクが歌うために作られた彼女のための楽曲です。
美空ひばりにとっての『川の流れのように』や島倉千代子の『人生いろいろ』と同じタイプの曲です。
なぜか消失ほどに有名ではありませんので、「初音ミクで認める曲は消失だけ」と言う人にも聞いていただきたい曲です。
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さて、初めて聞く初音ミクの楽曲ランキング第一位の発表です。
ボーカロイドではなく、プロのミュージシャンを選びました。
どうしてか?
天樂 和楽器バンドver
この曲は初音ミクではなく、同じボーカロイドの鏡音リンの曲です。
しかし、ここで紹介したいのはその楽曲をカバーしている『和楽器バンド』の天樂です。
和楽器バンドはボーカロイドのコピーをしたり、実写版『進撃の巨人』の曲を歌っている技巧派の和楽器のバンドです。
天樂のオリジナルもロックでカッコいい楽曲なのですが、和楽器バンドの編曲はその全てを凌駕する素晴らしいできとなっています。
この曲から感じて欲しいのは、初音ミクの楽曲を初音ミクが歌わずに、演奏をプロが行うとどうなるかと言う所です。
おそらく印象はガラっと変わりますし、元ネタを知らない人はまさかこれが初音ミクの曲だとは思わないでしょう。
このような感じが、初音ミクに嫌悪感を持っていた人が「受け入れてみるきっかけ」になるかと思います。
前二曲は初音ミクの存在を改める楽曲ですが、これは初音ミクの楽曲の価値観を変える曲です。
初音ミクや初音ミクの曲をすべてダメだと決め付けるのではなく、色んな視点から初音ミクを研究して、自分好みの曲を探してみてほしいです。
いかがでしたでしょうか。
あの二次元の容姿とは別に、楽曲としてぜひ聞いてもらいたいものばかりです。
少しでも聞いてみようかなと思ってもらえたら幸いです。
そして、ボーカロイドの曲は、ある意味「詠み人知らず」でもあるんです。
つまり、一般のユーザーでも作れるという事。
そんなちょっと不思議な世界観にも触れてみてください。
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