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お金がないから青春18きっぷを使う!
帰省も、計画旅行も、冒険も、あてのない旅も。
みんなそんな使い方してたんですね。
時間をお金で買うのもいいけど、青春18きっぷを使うことでいろんなものが見えました。
良くも悪くも経験してみないとわからない!
いややっぱり結構キツイかも(笑)
みんなの使い方はこんな感じです。
「青春18きっぷを使う」というだけで、なぜか一つの物語ができあがるんですね~
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青春18きっぷ旅行記【東京 ~ 岩手】帰省
私が青春18きっぷを使って旅行したのは大学生だったころ。
学生なので、とにかくお金がない。
いや、欲しいものを買ったり大好きな友人と飲みに行くのに後先考えずにお金を使っていたのだから、お金がないというのは語弊があるかもしれない。
そんな生活を送っていたから、帰省するための交通費はとにかく抑えたかった。
一人暮らしをしていた東京から岩手の片田舎まで、新幹線だと1万5千円、夜行バスだと1万円。
痛い出費だ。
そこで思いついたのが、青春18きっぷを使って鈍行をひたすら乗り継ぐ旅。
4時に東京を出発して22時に地元に到着する。
気は遠くなるが、片道2,370円という安さは何よりもの魅力だった。
出発当日。
苦手な早起きをして、電車に乗り込む。
いつも使っている駅が、何故かその日は新鮮に感じた。
私がこれから夜になるまで電車に乗り続けるなんて、向かいに座ってるおじさんは思いもしないだろう。
背の高いビルの間をすり抜け、宇都宮で黒磯行きの電車に乗り換える。
ここでの乗り換えは今までのそれとは一味違ったものだった。
一目で同志とわかる旅人たちがホームへ我先にと急ぐ。
彼らの必死の形相に少したじろぐ。
黒磯行きの電車に足を踏み入れると、既に座席は大きな荷物を抱える旅人でいっぱい。
そう、旅の先輩たちはここで急がなければならない理由をちゃんと知っていたのである。
座席からあぶれてしまった旅人たちは、最初こそ立っていたものの、長旅の疲れからかついには座りだしてしまう。
普段の感覚では決して褒められたものではないが、目的地こそ違えど皆が長旅を志すこのタフな空間の中ではそれが許容されているように感じた。
長旅をするにあたって、暇つぶしの道具は取り揃えてある。
しかし、車窓から飛び込んでくる景色は望郷の念と相まってきらきらと輝いている。
それは何にも代えがたいエンターテインメントだった。
こんなに贅沢な時間の使い方があったなんて。
電車に乗ることで満ち足りた気分になるのはそれまで経験がなかったので、いたく感動したのを鮮明に覚えている。
乗り換えを繰り返すごとに、旅人たちはそれぞれの目的地に向かい散り散りになっていく。
同時に、何度も同じ電車に乗り換えている旅人には勝手に親近感を覚えてしまう。
「あ、またあの人一緒だ。よかったなあ。」だとか、
「あの人はここで降りるのか。お疲れ様。」と嬉しくなったり。
切ない気持ちになったりしたものだ。
切ない思いが積もり積もった頃にはもうすっかり夜が更けている。
片田舎の夜の電車は、極端に乗客が少ない。
どうやら乗客は私一人だけのようだ。
見慣れた無人駅で、やっとこの旅は終わりを迎える。
駅まで迎えに来てくれた母の顔に、どっと安ど感が溢れてくる。
青春18きっぷがくれた旅は、私の青春の1ページにかけがえのない彩を添えてくれた。
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青春18きっぷ旅行記【北海道横断】自転車旅
私が高校生の時に、自転車を使って北海道横断旅行を計画しました。
北海道までの行きは、トワイライトエクスプレスで大阪から函館まで。
帰りはフェリーで、小樽から敦賀までの計画。
北海道では、移動する手段として青春18きっぷを使いました。
基本的に移動は自転車なのですが、一部分に関しては青春18きっぷでワープというか移動をすることにしました。
最初の一泊目でトワイライトエクスプレスで泊まり函館に着く。
高校生なのでお金がない。
北海道の生活の予算は5万円ほど。
なので、基本的に自炊でテント泊と決めていました。
けれども函館の朝市を見てしまって、一番安いイカどんぶりを食べてしまいましたけど(笑)
4泊目ぐらいには札幌につくことができました。
この日は、テント泊ではなく駅前で段ボールを敷いて寝ました。
意外にも?同じことをしている人がたくさんいます。
なので、安心して寝ることができました。
それから一部区間は電車に乗ったり、自転車で移動したりして7泊。
北海道の北の先端んの宗谷岬につくことができました!
その後は電車でできるだけ移動して、札幌を通過して函館に到着。
途中、電車の中ではいろんな人に会いました。
自転車を持っていると、地元の人が喋りかけてきたりしてトウモロコシをくれたり。
おにぎりや、ジャガイモまでくれる人も(笑)
とてもいい人たちに出会うことができる素晴らしい旅になりました。
青春18きっぷは、朝早く電車に乗ってその日のうちにできるだけ移動。
そして、泊まることろを探さなくてはいけないので一見大変そうに思えます。
でも、そんな心配は無用です。食べ物さえ持っていればですが。
北海道の駅は、泊まることができるので待合室の椅子でマットを引いてよく寝たりしました。
また、北海道のバス停は小屋になっているところが多いんですよね。
その小屋の中で寝ることもありました。
北海道では、大阪の都会と違って駅とかが夜でも開放されているので泊まることができました。
同じような仲間もいるので安心。
そんなこんなで青春18きっぷは、高校生の私にとってとても役に立ちました。
青春18きっぷ5枚一組。
それをどのように、どの場所で使うか・・
いろいろと時刻表と見比べながら研究して、最も効率の良い方法を探すのも楽しかったです。
北海道の自転車一人旅。とても良い旅でした。
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青春18きっぷ旅行記【京都 ~ 新潟】フェスへ
最近になって青春18切符を使ったのは京都から新潟の越後湯沢へ旅した時です。
京都から新潟までというとかなりの距離があります。
時間的に早く移動したいなら、飛行機を使うか、東京経由で新幹線で行くのが最も効率的。
その時は、越後湯沢で開催されるフジロックフェスティバルに行くのが目的でした。
なので、交通費をなるべく安くおさえて、現地でたっぷり楽しみたい、ゆっくりしたいということで検討。
ちょうど夏休みの時期でもあり、学生時代に数回利用したことがある青春18切符を利用してみようということになりました。
青春18切符と言えば、お金のない学生時代には何度か、友達と信州まで旅行したりしたことがありました。
特急にも乗れず、普通列車を乗り継ぎながらほぼ1日を費やして目的地まで到着した記憶があります。
途中の駅のホームで特急列車が入ってくると、少し羨ましいなぁなどと思うことはありました。
それでも青春18切符の安さには代え難いものがありました。
途中下車して、その土地のおいしいものを食べてみたり、それなりに楽しみはありました。
その後は、やっぱり新幹線や特急を使って早く目的地に着けた方が楽だし、時間も節約できるからと思い、
18切符にお世話になることはなくなってしまいました。
それからだいぶ時間が経って、新潟まで行くために久しぶりに18切符を利用したわけですが
その頃とはかなり感覚が違っていたように思います。
思えば学生時代は、気楽でほぼ気苦労もなく過ごしていた日常の中では
旅をしてもそれほど大きな感動がなかったような気がします。
日々、仕事のストレスにまみれていたり、なんらかの癒しが欲しくて旅に出る。
というような感覚は、当然のことながらありませんでした。
しかし社会に出て働くようになり、いろいろなことを経験するようになると
ふとした瞬間に日常と違う世界に行ってリフレッシュしたい
違う景色をみたい
と思うようになります。
特急を使ってすばやく移動するのもいいです。
けれど、たまにはのんびりした田舎の景色を車窓に眺めながら、
何も考えずリフレッシュするのもいいかも。
そんな思いもあって18切符を利用してみました。
途中、金沢や富山で乗り継ぎながら、ほぼ半日以上もかけて京都から新潟まで移動しました。
富山から先はJRではなく、第3セクターの鉄道会社に代わっていたため、その間は18切符が使えないという予想していなかったこともありました。
昔は18切符があれば日本中どこへでもこの切符1枚で行けるような感覚がありましたが
時代が変わったのだななどと思ったことも。
都会では見ることもない、田畑の緑、遮るものがなく果てしなく広がる空などをみながら、ゆっくり各駅停車で旅行する。
これだけでもかなりリフレッシュできることがわかりました。
また機会があれば、18切符でのんびり旅をしてみたいなと思います。
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青春18きっぷ旅行記【大阪 ~ 和歌山】海へ
女友達数人での話し中。
お、お金がない。けど遊びに行きたい。
青春18きっぷって安いんだよね!
ということで、青春18きっぷを買って、あてもない旅行を決行することにしました。
しかし、それにしてもお金がない。
なので、ホテルなどに宿泊するのではなく、大きめのテント1つだけを持参し、あてもない旅に出かけよう!
ということになりました。
集合場所は、大阪の下町感溢れる京橋駅。
行き先は集合してきから決めるという計画性のなさ。
全員時間どおりに集合し、京阪電車とJR環状線の乗り換え場でもある広場で、立ったままミーティング開始。
夏だったので、やっぱり海でしょう!
ということで、大きな方向性が決まったものの、どこに行くか。
淡輪、二色の浜、須磨など、関西の近場が候補に上がるなか、結局、綺麗な海や砂浜がいいよね。
ということで、決まったのが和歌山の白良浜でした。
距離にすると、200kmぐらいでしょうか。
とにかく、ひたすら鈍行の旅で、凄まじく長かったです。
途中、何度か終点まで乗る電車があり、とにかくくたびれました。
ただ、終点でよかったという側面もありました。
日頃の仕事の疲れもあってか、皆ぐっすり寝てしまっていたんです。
せっかくの旅におしゃべるもせず(笑)
なので終点で、駅員さんに起こしてもらう始末。
情けないことですが、ある意味、乗り過ごしたりすることなく、時間のロスはあまりなかったように思います(笑)
そして、いざ和歌山に到着!
したものの・・まさかの台風到来。
せっかくここまで来たため、このまま引き返すわけにはいきません!
海の家で軽く食事をとり、いざ台風で荒波の海の中、泳ぎに行きました。
(みなさん真似しないように・・・)
しかし、数時間後、全員が後悔をすることになります。
思った以上に波がすごかった。
見た目、数十センチなので、全然大丈夫と思っていたのですが・・
波って、海の中でえぐるように水が回転するんですね。
泳いでいたら、全員が波にさわられ、体が海の中で回転。
体を海の底に当たるわ、人に当たるわで大変でした。
中には顔面が流血してしまう人も。
大した怪我ではなく、大事に至らなくて本当に良かったのですが、大変でした。
その後、数名はボート型の浮き輪に乗って楽しんでいたのですが、やはりというか、予想どおりの転覆。
ほんと台風の時に海に入るものではないと痛感しました。
ということで、それなりに海を満喫(!?)した後、キャンプ場探し。
海の家の人に聞いたり、ネットで調べたりしながら、キャンプ場を探し、無事到着。
持ってきたテントを広げました。
この頃、台風は治っており、夜はおしゃべりなど、大変楽しく過ごすことができました。
青春18きっぷを使って行き当たりばったりの旅だったわけですが。
まあ、でももう少し予定を立てて行くべきでだったかな。
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青春18きっぷ旅行記【広島 ~ 兵庫】帰省
大学時代、広島の大学に通っており、たまに地元の兵庫県に帰省していました。
青春18きっぷは一度だけその時の足として使いました。
いつもは新幹線を使って短時間で行き来をしていましたが、一度地元の友達から「青春18きっぷを使ってみたら」と勧められて使う事にしました。
その友達も広島の別の大学に通っていた事が分かり、一度姫路に帰る日程を合わせて一緒に帰ることにしました。
きっぷは5枚綴りなので2人でお金を出し合い購入し、それぞれ姫路広島間の往復用で使いました。
一枚あたりの値段を換算すると在来線だけでも半値以下で買えます。
今までかなり高い帰り方していたんだなあと思いました。
広島駅からスタート。
途中友達は西条駅からの合流なので、1時間半ほどは独りです。
ただ、西条までは乗り換えはないので比較的ゆっくりは出来ました。
ところが、その友達と合流してからの旅が大変だったのです。
関西圏に比べ、乗り継ぎの便が物凄く悪いんです。
それでも、電車での乗車時間が長ければ友達とゆっくり会話出来るんですが、乗ってはすぐ降りてホームで待つを何度も繰り返す必要があったのです。
しかもホームへの移動も離れていて相当歩き回りました。
運が良ければ数分待てば次の電車に乗れましたが、1回の待ち時間は20?40分。
特に県境を跨ぐ時の連