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冬も深まり、寒くなってきました。
空気も乾燥してくるこんな時期に怖いのが、インフルエンザ。
妊娠中のお母さんがかかってしまうと、ただでさえ妊娠という大変な負担に耐えている体ですから
さらに重くなってしまうことも多いといわれます。
また、授乳中のお母さんは赤ちゃんとかなり濃厚に接触しますよね。
自分がかかったら、赤ちゃんに移してしまうリスクもあります。
だから、なんとしてもかかることは避けたいもの。
予防接種をしておこうか…
でも、妊娠中や授乳中って、予防接種はしてもいいの?
今回は、そんな疑問にお応えしましょう。
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妊娠中に予防接種をしてよいのか(妊娠初期・後期で違う)
妊娠している間、薬はなるべくやめておきましょうとか、お酒はだめですとか、いろいろ注意はされます。
予防接種の場合はどうなのでしょうか?
答えは、
「妊娠初期であるときやその他の特殊な事情があるときを除き、予防接種をしておくに越したことはない」
です。
妊娠中は、さまざまな病気に対する抵抗力が弱くなっています。
赤ちゃんをお腹の中で大きく育てることに非常に大きなエネルギーが使わます。
普段に比べるとよくて半分以下くらいの免疫力しか働いていないと言われます。
ですので、いったんかかると守りの弱い体のなかでウイルスが暴れ回り、重症化してしまうのです。
おまけに、妊娠中は治療もなかなか行いにくいですよね。
痛み止めや解熱剤など、本来使いたい薬が妊娠中は使えないことも多いのです。
そういうことを総合的に考えると、妊娠中の予防接種はしておくに越したことはないと言えるでしょう。
いまのところ、妊娠中だからといって副反応が増えるなどの報告は厚生労働省からは出ていません。
なので安心できますね。
なお、妊娠初期に予防接種すると、流産のリスクが高まるという報告があります。
ですから、妊娠初期の接種は避けておきましょう。
初期というのは、一般的に13から16週くらいを考えておくと良いと思います。
もし心配なら、妊婦健診があるでしょうから、そのときに産婦人科の先生に聞いてみるとより安心できますね!
また、特殊な事情と書きましたが、卵アレルギーを指します。
妊娠の有無にかかわらず、卵アレルギーがあればインフルエンザワクチンの接種は避けてくださいね。
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授乳中に予防接種をしてよいのか
では。
授乳をしているお母さんの場合、どうしたらいいのでしょうか。
予防の手段として、予防接種は好ましいのでしょうか。
みなさんが心配されているのは、たとえば他の薬のように、母乳を通じて赤ちゃんに成分がいってしまわないかということかと思います。
インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」。
いうなれば病気を起こす力をなくした、インフルエンザワクチンのかけらを注射しているのです。
ですから、仮に赤ちゃんの体の中に入ったとしてもインフルエンザを起こす力はもうありません。
安心して接種しましょう。
いかがでしたか?
ワクチンが子供に悪いかもしれない、という不安はなくなりましたか?
インフルエンザはいったんかかると大変です。
予防をしっかりして、母子ともに健康に過ごしましょう!
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