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30年以上続いていた中国の一人っ子政策が廃止となりました。
廃止の決め手となったのは「少子高齢化」
日本でも課題となっている問題です。
「二人目を産んだら罰金が取られる」
ということは、何となく知っていたけど、どのくらい取られるんでしょう?
そもそも「一人っ子政策」の目標はなんだったのか。
それを達成したから廃止しようという事になったの?
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二人目を産んだら罰金
中国では二人目を産んだら罰金を取られるのは本当です。
その額ですが・・
平均年収の3倍~6倍。
北京で働く人の平均年収は52元(日本円で約100万円)なので
300万~600万。
日本との物価が違うので、ピンときませんが。
もしも、日本でこれが起こったとして・・計算すると・・
1500万~3000万!!
ちょっと払えません・・住宅ローンの金額みたい・・
お金持ちは、罰金を払ってでも子供を産む家庭もあるそう。
ただしこれは、都市部の罰金の金額です。
農村部や少数民族では、かなり金額が違うようです。
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二人目を産んだら罰金の例外もある
2人目は強制的に罰金なのか?双子は?
などの疑問がわきます。
例外もあるんですね。
・双子は対象外
・夫婦で専業農家で、一人目が女の子だった場合は2人目OK
・不妊治療をしたいたが子どもができず、養子を受けた。その後出産したはOK
最近では
夫婦のどちらか一方が一人っ子の場合、2人目OK
と条件が緩和されていました。
これが完全撤廃されたんですね。
そもそも一人っ子政策は何のために?
1980年に会議で「20世紀末に中国の人口を12億人以内に抑制する奮闘目標」が決議されました。
中国の経済状態で、「これ以上の人口増加すると養っていけないから」が理由です。
では、12億人以内への達成はできたのか?
2015年の中国の人口は13億6000万人。
まったく目標に届いてはいません。
このまま一人っ子政策を続けていたら少子高齢化に歯止めが利かず、経済の安定に悪影響。
こういった理由から、今回の結論に至ったようです。
ちなみに2015年。もちろん、世界の人口第一位は中国。
2位はインド(12億6000万人)
3位はぐんと下がってアメリカ(3億2000万人)
日本は10位で1億3000万人です。
日本も人口減少が顕著なんですよ。
くわしくは↓
日本で一日に生まれる人数、亡くなる人数
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