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もし大切な人が心の病気になったら、こう接してほしい・・
現在はストレス社会と言われていて、心の病にかかる人が増えてきましたね。
うつ病に関して言えば、男性は10人に1人、女性は5人に1人がかかる病気になりました。
この数から言えば、誰がいつ心の病になってもおかしくないですよね。
とはいえ、もしあなたの大切な家族や友達、恋人が精神疾患になったら・・・
あなたはどうするでしょうか?
双極性障害の私から言わせれば、できれば救ってあげて欲しいです。
もちろん精神疾患の患者さんと一緒にいることは、時にストレスになるかもしれません。
しかし精神疾患はあなたが思っているよりも、深く辛い問題です。
本人は決してわざと周りに迷惑を掛けているのではありません。
精神疾患において家族や友人、恋人は大きな役割を果たせる存在です。
言い換えれば、あなたは“希望の存在”だと言えます。
実際に私も周りを振り回してきましたが、“希望の存在”に助けられています。
それでは今回は、双極2型(躁うつ病)の私が双極性障害の患者さんへの接し方を教えます^^♪
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躁状態のときはどう接すればいいの?
躁状態のときはうつ状態のときと違って、本人に自覚がありません。
むしろ本人にとって躁状態はとても楽しいものです。
しかし躁状態を放っておくと、金銭トラブルや人間関係のトラブルを起こしやすいので、
周囲はそれを見守る姿勢が大切になります。
・お金の管理をしているのか見守る
躁状態になると、とにかくお金を遣います。
ギリギリもしくはマイナスになるほど散財します。
給与天引きで預金をしなければ確実に貯金はしないでしょう^^;
躁状態が激しくなると借金を作る方もいますので、お金の管理に関しては厳重に注意しましょう。
・冷静に対応する
躁状態ではよく喋り、もしそれが少しでも否定されるとキレます(笑)
しかし、これに対抗してキレ返しても更に怒りをぶつけられるだけです。
多弁になったときは、ただただ聞いて頷いているだけで十分です。
・予定を入れすぎるので週に1度はゆっくり休ませる
これができたら素晴らしいです。それほど難易度が高いです。
躁状態の人を止められるなんて奇跡です。
基本毎日のように動き回り、休むことを知りません。
でもあまりにも予定を入れ過ぎていると感じたら、「ちょっとは休んだら?」と一言伝えてあげてください。
・暴力行為などがあれば病院での受診を勧める
躁状態がひどくなると、暴力を振るう患者さんもいます。
こうなったらもう病院に連れて行きましょう。
あまりにもひどくて止められない場合は警察に電話して構いません。
うつ状態のときはどう接すればいいの?
・自ら命を絶つ行動をしないか見守る
一番大切なことです。
双極性障害は精神疾患の中で最も自ら命を絶つ確率が高く、5人に1人となっています。
急に明るくなったり、今までありがとうなんてことを言い出したりしたら危険信号です。
話を聞いてあげるか、一緒に居る時間を増やすなどして、大切な命を守ってください。
・1人になりたいと言われたら放っておく
うつ状態になると、人との関わりが面倒になります。
だから1人にしてあげる時間も必要です。
・躁状態で起こったことを責めない
うつ状態のときに、躁状態のエピソードを話題に出されるのは地獄です。
うつ状態になると、躁状態で起こしてしまったことに落ち込んでいます。
だから絶対に責めないでください。命を絶ってしまうかもしれませんよ。
・できるだけそばにいてあげる
無口でも、暗くてどんよりしていても、ただ黙ってそばにいてあげてください。
それだけで私たちはとても安心し、救われているのです。
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◎どちらの状態でも気をつけておくこと
・規則正しい生活を送らせる
生活リズムを崩していないかをチェックしてください。
躁状態では睡眠不足、うつ状態では昼夜逆転する患者さんが多いです。
生活リズムを整えるだけでも症状はかなり改善するので、規則正しい生活をさせましょう。
・見放さない
躁状態でも、うつ状態でも見放さないでください。
本人が2つの状態をコントロールできるまでは何年もかかるかもしれません。
でも「治療が長くかかるしこっちも疲れた」なんてことは絶対に言わないでください。
本人が一番疲れています^^;
・薬を飲み続けるよう促す
うつ状態のときは薬を飲み続けますが、躁状態になると薬を手放す患者さんがいます。
しかしせめて3年~5年くらいはどの状態にあっても、薬を飲み続けることが大切です。
飲み忘れがある場合は必ず飲ませましょう。
薬を飲み続けることで、再発予防にも繋がります!
ではここからは、私が実際に言われて嬉しかった言葉と悲しかった言葉を書きます。
もし周りに心の病の方がいらしたら参考になるかと思いますヽ(*´∀`)ノ
嬉しかった言葉
「安定すれば普通に生きられます」
「ずっと一緒に老いていくから」
「絶対離れるとかないから」
「ゆるく、テキトーに生きればいいよ」
「今までたくさん頑張ってきたんだね、今は休む時期だよ」
「ずっとそばにいる」
「ドタキャンしても良いから遊ぼう」
「いつも支えられていたのはこっちだよ」
基本的に前向きで支えになるような言葉が嬉しいです。
双極性障害はもしかしたら一生治らないかもしれないので、
ずっと一緒にいるよなんて言葉は泣けるほど嬉しいのです;;!!
悲しかった言葉
「気の持ちようだよ」
「感情の起伏は誰にでもあるからね」
「なんでそんなにテンション高いの」
「言ってることとやってること違くない?」
これらの言葉は胸に突き刺さりました。
双極性障害の患者を代表してこれに反論しておきます(笑)
気の持ちようでどうにかなるなら既に治っています。
感情の起伏どころの話ではありません。
テンションが高い?躁状態だからです。
言ってることとやってることが違う?そうでしょうね、躁とうつでは人が違いますから。
ああ言えばこう言う面倒くさい私ですが
きっと双極性障害の方たちの代弁はできたのかと思います(笑)
番外編!心の病のあなたに勧めたいこと!
それは精神疾患持ちの方々と話をすることです。
同じ精神疾患でなくても構いません。
私自身大学の後輩で統合失調症の子がいるのですが、
お互いのエピソードを話すと本当に面白いです。
最近は精神疾患あるあるが見つかりました!
それは極限状態に陥ると、命を絶つ方法をググることです(笑)
なんて重い話なんだ!軽率な発言は控えろ!と思われそうですが事実です。
精神疾患持ち同士、暗~く話しているように思われそうですが、全然そんなことはありません。
むしろお互いの病状のありえへん話をたくさんして笑っています。
※精神疾患持ち同士で話をする際、あまり悲観的な話はしないようにしましょう。
話終わったあとに前向きな気持ちになれることが大切だからです。
最後に
双極性障害は感情の起伏が激しすぎるので、周りを困らせることが多々あると思います。
でも治療すれば必ず落ち着く病気です。
そのためには周囲の理解とサポートが欠かせません。
だからあなたが出来る範囲で支えてあげてください。
かと言ってあなたが1人で抱え込む必要はありませんよ(´∀`*)
あなたのサポートは必ず患者さんに伝わります。
そしてその支えが患者さんの生きる希望となります。
私がこんなに前向きなのは、周りのみんながいてくれるからです。
あなたの大切な人が、また再び平穏な日々を送れますように。
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